令和で最も売れている〇〇はこれだ! ビジネス書編

令和のベストセラーを探る:経営、マネープラン、実務編
2025年4月30日で令和の6年目が終わります。出版社の皆さんから「令和で1番」「令和で売れている~」をキャッチフレーズとして、書籍のプロモーションをしたいというご相談をいただくこともあり、各ジャンルでどのような作品が売れているのか調査してみました。今回は、2019年5月1日から2025年3月31日までの実績を、発売日の新しい順で発表します。

■経営ジャンル
松下幸之助、稲盛和夫ら、大手企業創業者の著者本を抑え、マネジメント本「リーダーの仮面「いちプレーヤー」から「マネジャー」に頭を切り替える思考法」安藤広大(ダイヤモンド社)が第1位を獲得しました。さらに「とにかく仕組み化 人の上に立ち続けるための思考法」安藤広大(ダイヤモンド社)も2位にランクインし、ワン・ツーを独占しています。
■マネープランジャンル
「本当の自由を手に入れる お金の大学」両@リベ大学長(朝日新聞出版)が第1位。24年11月に発売になった「新NISA」などの金融制度も追加された改訂版も、わずか5か月あまりで9位にランクインしています。
■実務ジャンル
決算書は謎解き⁉「世界一楽しい決算書の読み方 会計クイズを解くだけで財務3表がわかる」大手町のランダムウォーカー(KADOKAWA)が第1位を獲得。同書の[実践編]も6位にランクインしています。(販促ツール活用事例:「CANTERA調べ 決算書本・売上1位」はこちら)
令和のベストセラーを探る:働き方、スキル、マーケティング編
■働き方ジャンル
匿名掲示板「2ちゃんねる」の開設者であるひろゆきこと西村博之氏の著書「1%の努力」(ダイヤモンド社)が第1位にランクイン。今回のビジネス編全体では「人は話し方が9割」に次ぐ第2位となっています。
■スキルジャンル
「人は話し方が9割」永松茂久(すばる舎)がスキルジャンルで第1位を獲得。この書籍は今回のビジネス書編の全体でも第1位であり、さらにビジネス編を超えて令和で売れている全書籍の中でも圧倒的な第1位を記録しています。(表紙の帯活用事例:「CANTERA調べ 令和で売れた書籍・売上第1位」はこちら)
■マーケティングジャンル
電通のコピーライターを経て、多くの支持を集めるWebライター田中泰延氏の初の著書「読みたいことを、書けばいい。人生が変わるシンプルな文章術」(ダイヤモンド社)が第1位に輝きました。

令和のベストセラーを探る:経済、マインド、教養編
ここからは、平成生まれのタイトルが令和でも売れ続けているジャンル群です。
■経済ジャンル
ビル・ゲイツが名作中の名作と称した「FACTFULNESS」ハンス・ロスリング(日経BP)が第1位を獲得しました。
■マインドジャンル
2013年に発売された、哲学者アドラーの心理学を解説した「嫌われる勇気」岸見一郎/古賀史健(ダイヤモンド社)が第1位にランクインしています。
■教養ジャンル
幕末の天才思想家・吉田松陰の言葉を翻訳した「覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰」池田貴将(サンクチュアリ出版)が第1位を獲得。令和においても、その普遍的な教えが人々の心を捉えており、幕末の志が今なお光を放ち続けています。

「令和で最も売れた〇〇はこれだ!」
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