「〇割本」の風雲児⁉
いま“最も売れている「〇割本」“は、
多くの「9割本」を押さえ「10割本」!
現在ビジネス書籍、売上No.1 「〇割本」界のトップに挑む!
2024年9月度、「人生は「気分」が10割 最高の一日が一生続く106の習慣(キム・ダスル著、岡崎暢子訳)」(ダイヤモンド社)が、あの会社四季報(東洋経済新報社)を押さえて、ビジネス書籍ジャンルにて一番売れています。
(2024年9月ビジネス書籍ランキング CANTERA調べ)
2024年3月の発売以降、徐々に販売数を増やし8月、遂に1位の座を獲得。たちまち13万部を突破したベストセラー。タイトルに「9割」が入った、いわゆる「9割本」と呼ばれる書籍は数多く出版されていますが、ここ数年、同じビジネス書籍ジャンルで「〇割本」界のトップを守ってきた『人は話し方が9割』(すばる舎)の牙城に挑み始めています!
(発売日からの月別売上数推移/黒線:人生は「気分」が10割、青線:人は話し方が9割 CANTERA調べ)
「人生は「気分」が10割」どんな人が買っているのか
40代の女性がメインですが、一般的なビジネス>マインドジャンルの年齢層と比較をしてみると20・30代の女性、40代男性にも支持を得ています。
(横棒:ジャンル平均との比較 AND ONE調べ)
世代の中でも40代も含めた20~40代女性は、カラオケ、お酒、ドライブ。40代男性は、競馬・パチンコなどの賭け事、ゲームに関心があることがわかります。
(縦棒:ジャンル平均との比較AND ONE調べ)
著者のキム・ダスル氏は「人生で何よりも大切なのは気分」であると提唱します。仕事も人間関係も、すべて自分が上機嫌なら上手くいく。
カラオケやお酒で日常生活からちょっとした「気分」転換をしたい、感情が乱れることの多い賭け事に関心の高い方であれば、波のある「気分」をコントロールしたい。常に良いメンタルを維持するため、この本に救いを求めたのかもしれません。本書購入者は、滋養強壮関連の指定医薬部外品との併買率が高いデータもあることから日常生活の疲れやストレスから解放されたい方が手にとっている本なのかもしれません。
『人は話し方が9割』(すばる舎)の牙城を崩すのは、人生において「気分」を重要なファクターとして捉えている層をキャッチアップすることが鍵となりそうです。
(AND ONE調べ)
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