年収800万の壁⁉ 高所得者が読む雑誌ランキングとその特徴

AND ONEが明かす、個人年収1000万円以上の読者の雑誌選び
様々な切り口でのランキングがわかるAND ONE。こどもの年齢、家族構成、世帯年収や月に自由に使えるお小遣い額別ランキングなど、普段あまり見ることのないランキングを確認することができます。今回取り上げるのは、年収別の雑誌ランキングです。

個人年収1000万円以上の人が読む雑誌のベスト3。「週刊東洋経済」(東洋経済新報社)、「週刊ダイヤモンド」(ダイヤモンド社)、「ゴルフダイジェスト」(ゴルフダイジェスト社)の3誌が上位を独占しています。続いて、語学テキストの「ラジオビジネス英語」(NHK出版)や「日経TRENDY」(日経BP)、「PRESIDENT」(プレジデント社)、「日経マネー」(日経BP)のビジネス雑誌が並びます。
これらの雑誌の特徴は、いずれも年収800万円を越えないとランキングに入ってこないことです。ビジネス雑誌の合間に、「散歩の達人」(交通新聞社)、「山と渓谷」(山と溪谷社)、「鉄道ジャーナル」(成美堂出版)、「Guitar Magazine」(リットーミュージック)といった趣味の雑誌が紛れているのも興味深い点です。これにより、高所得者の趣味が垣間見えます。
※AND ONEでは、性別や年代でのセグメント設定も可能です。
「週刊東洋経済」ジョギングからビールまで:アクティブ読者のライフスタイル分析
男性比率が高く、特に50代以上の世代が多いです。趣味としては、ジョギング・ウォーキング、スポーツ、ゴルフ、ドライブなどが挙げられます。ライフスタイルは朝型で、休日もアクティブに行動するタイプが多いため、活動的な読者であることが伺えます。
菓子類の併買1位は「チョコレート効果」です。コラム「驚きの痩せメソッドに読者の反応は?」でも取り上げましたが、この傾向は飲料の併買にビール飲料が軒並みランクインしていることからもわかるように、アルコール飲料を嗜む一方で、健康志向の強い読者であることが見て取れます。

ビールの銘柄で分かる?ビジネス誌読者の違い
一般的なビジネス書の売上上位にはスキルやマインドに関する書籍が並びますが、「週刊東洋経済」の読者が読んでいる書籍は、投資運用や業界地図、教養系の新書が多いです。この傾向は「週刊ダイヤモンド」の読者にも見受けられます。彼らは教養を深めるための読書も欠かさず、マネープランや業界情報に敏感で、常に自己成長を追求する人物像が浮かび上がります。
「週刊東洋経済」と「週刊ダイヤモンド」読者の違いといえば、ビールの銘柄がサッポロエビス派かサントリープレミアムモルツ派か、その程度の違いでしょうか..。
※雑誌号別の販売数等の実績は、CANTERAにてご確認いただけます。
