「幻の予言漫画」再注目!2025年7月の新たなメッセージ

大災害は2011年3月..「幻の予言漫画」再注目の理由とは⁉

今回は「令和で最も売れている〇〇はこれだ!文芸書編」でご紹介した通り、文芸書のサブカルチャージャンルにて令和で最も売れている「私が見た未来 完全版」たつき諒(飛鳥新社)について迫ります。
1999年に発売された「私が見た未来」竜樹諒(朝日ソノラマ)のレディースコミックは、表紙に「大災害は2011年3月」と記載され、出版から12年後に発生した東日本大震災により「幻の予言漫画」として注目を集めました。飛鳥新社から2021年10月に発売された完全版には、著者の新たな予知夢として「その災難は2025年7月にやってくる」と記されています。記された期日まで3か月を切る中、再び売上がジワジワと伸びてきています。

CANTERA分析画面①(商品詳細>売上推移 CANTERA調べ)

「ノストラダムスの大予言」とともに育った団塊ジュニア世代に響く「私が見た未来 完全版」

購入層は、男女比3:7で女性層が多く、クラスタのボリュームゾーンは45~54歳。45~54歳といえば、日本の第二次ベビーブーム期に生まれた団塊ジュニア世代。1973年に発売された「ノストラダムスの大予言」五島勉(祥伝社)とその何冊かの続編とともに成長、そして20代の感受性が高まる時期に1999年の7月を迎えた世代であります。ちなみに「私が見た未来」も1999年7月に初版が発売されました。こういった背景も団塊ジュニア世代にとって「私が見た未来 完全版」をさらに魅力的にしている要因の一つと言えるでしょう。

CANTERA分析画面②(購入クラスタ分析 CANTERA調べ)

著者のメッセージ「未来の予測と準備」に対して、読者は⁉

読者は、学習参考書(小学・中学)と併買されていることから、小中学生の子どもを持つママが多いことが伺えます。データからも家族を最優先に考えたライフスタイルを送り、自炊やリフォーム、断捨離を実践しています。日常的に熱心に読書をすることはありませんが、オカルト情報誌「ムー」を併買していて、未知の世界や神秘的な事象については関心が高いです。同様に「オリエンタル占星術」水晶玉子(集英社インターナショナル)、「五星三心占い」ゲッターズ飯田(朝日新聞出版)、「六星占術」細木かおり(講談社)を併買していることからも未来を予測する占いにも高い関心があります。「私が見た未来 完全版」の著者からのメッセージである「未来の予測と準備」。家族の安全を守るためにこれらの本を通じて未来の出来事を予測し、必要な対策を講じることを目指している読者であることがデータから伺えます。「私が見た未来 完全版」は、読者にとって大切な情報源であり、家族の安全を守るための一助となっています。

CANTERA分析画面③ (読者層レポート AND ONE調べ)

CANTERAは、コミック、小説、雑誌等の書店での本の売上をデイリー更新でランキング形式で閲覧ができます。
会員数1.5億人超のVポイントのデータを活用して読者の購買層もわかりますので10代、20代等の年齢別、性別、都道府県別でも抽出が可能です。
AND ONEは、属性分析や感性データを活用し、書誌の読者像(ペルソナ)を様々な角度から把握できます。

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