令和で最も売れている〇〇はこれだ! 趣味実用編

令和のベストセラーを探る:カメラ、ホビー、室内ゲーム編

2025年4月30日で令和の6年目が終わりました。出版社の皆さんから「令和で1番」「令和で売れている~」をキャッチフレーズとして、書籍のプロモーションをしたいというご相談をいただくこともあり、各ジャンルでどのような作品が売れているのか調査してみました。今回は、2019年5月1日から2025年4月30日までの実績を、発表します。

CANTERA分析画面①(ランキング作成 CANTERA調べ)

■カメラ
「カメラはじめます!」こいしゆうか(サンクチュアリ出版)が、第2位に7倍以上の差をつけて堂々の第1位です。イラスト入りで初心者にもわかりやすく、デジタル一眼カメラの教科書として人気を集めています。
■ホビー
ホビーのTOP10は、鉄道関連が7タイトル、ガンプラが2タイトル、ジオラマが1タイトルを占めています。その中で第1位を獲得したのは「全国鉄道旅行<4版>」(昭文社)。全国のJR、私鉄、地下鉄、路面電車全線全駅が1枚の地図に収録され、蛇腹の折りたたみ式で持ち歩けます。スマホに頼らず、自分だけのルートを探す楽しさを提供します。
■室内ゲーム
室内ゲームジャンルの第1位は「東大ナゾトレ SEASONⅡ 第1巻」松丸亮吾(扶桑社)。TOP10のうち、東大ナゾトレシリーズが7タイトルを占めており、その人気の高さが伺えます。

令和のベストセラーを探る:スポーツ、アウトドア、ギャンブル編

■スポーツ
大谷翔平でも三苫薫でもなく落合博満を題材にした「嫌われた監督落合博満は中日をどう変えたのか」鈴木忠平(文藝春秋)が第1位となりました。中日の番記者だった著者が描く2022年のノンフィクション賞を総なめにした作品です。
■アウトドア
草花や雑草、野鳥系の図鑑が多い中で、「ヒロシのソロキャンプ 自分で見つけるキャンプの流儀」ヒロシ(Gakken)が第1位。「リロ氏のソロキャンレシピ ホットサンドメーカーに挟んで焼くだけ!」リロ氏(マキノ出版)とデッドヒートを繰り広げています。
■ギャンブル
TOP10は競馬本が独占しています。競馬評論家であり、血統分析を駆使した独自の予想で知られる亀谷敬正の著書「血統の教科書」(池田書店)が第1位です。亀谷敬正さんの本は、「血統の教科書2.0 勝ち馬がわかる」(池田書店)、「亀谷敬正の競馬血統辞典」(サンクチュアリ出版)もTOP10にランクインしています。

CANTERA分析画面②(ランキング作成 CANTERA調べ)

令和のベストセラーを探る:免許、絵画技法、書道・水墨画編

■免許
2022年から改正道路交通法が施行され、高齢者運転対策として、75歳以上の運転免許更新時の認知機能検査が義務付けられました。このジャンルで2位に300%の差をつけて圧倒的な人気を誇るのが「毎日脳活スペシャル 車の運転脳強化ドリル 運転免許認知機能検査対策」古賀良彦(文響社)です。2022年の発売以来、売れ続けているロングセラーで、今回の趣味実用編の全体でも第1位を獲得しています。この書籍にフォーカスをしたコラム:「運転脳強化ドリルの実績にみる高齢者運転の実態」はこちらから。購入者の年齢や関心度の高い都道府県、読者のライフスタイルに迫っています。

■絵画技法
このジャンルでは、特にマンガ技法本が人気です。その中で第1位に輝いたのが、プロのマンガ家で人気YouTuberの慎本真が教える「描けるようになりたい!なら読んでみて。超かんたん!しんもと流マンガキャラの描き方」(西東社)です。
■書道・水墨画
TOP10の上位は、般若心経の写経が多くを占めていますが、第1位は2006年発売の「書き込み式般若心経「写経」練習帳」小松庸祐、安田東鶴(西東社)となっています。

CANTERA分析画面③ (ランキング作成 CANTERA調べ)

「令和で最も売れた〇〇はこれだ!」
「児童書編」はこちら
「文芸書編」はこちら
「ビジネス書」はこちら
「学習参考書・語学編」はこちら
「生活実用編」はこちら

☆☆☆コラムで活用したデータをいつでもご自身で簡単に抽出できる!☆☆☆
・CANTERAは、国内最大級の全国の書店でのコミック、小説、雑誌等の実績をデイリー更新で閲覧ができます。会員数1.5億人超のVポイントのデータを活用して読者の購買層や併買情報もわかります。感覚ではなく、数字のデータで企画ができるので、エビデンスデータとして説得力が違います。
・AND ONEは、CANTERAより更に深堀りした読者像(ペルソナ)の分析ができます。アニメIP探し等のお困りごとを解決に導きます。

お気軽に資料請求・お問い合わせ下さい。

お気軽に資料請求
お問い合わせ下さい。