運転脳強化ドリルの実績にみる高齢者運転の実態

高齢者の運転免許更新事情:最高齢は?

コラム:令和で最も売れている〇〇はこれだ! 趣味実用編で、一番売れているとご紹介をさせていただいた「毎日脳活スペシャル 車の運転脳強化ドリル 運転免許認知機能検査対策」古賀良彦(文響社)の読者層に迫ります。

CANTERA分析画面①(購入クラスタ分析 CANTERA調べ)

2022年から改正道路交通法が施行され、高齢者運転対策として、75歳以上に運転免許更新時の認知機能検査が義務付けられました。運転免許証の更新期間は更新期間満了日(誕生日の1か月後の日)の6か月前から受検、受講できるので、購入クラスタ分析の結果は、ズバリ74歳が突出しています。74歳単体では全年齢の16%。74~79歳では47%の約半数。80歳以上は全体の22%。74歳以上の男女比率は、男性52%:女性48%で男性がやや多い。80代になると減少傾向にあるが、最高齢は95歳。女性の方が免許の更新を早めに控える傾向にあるようです。

都道府県別にみる高齢者の運転免許更新意欲動向

都道府県別の売上を見ると、やはり人口の多い都道府県がランキングに並びます(下図参照)。1位は愛知、2位は東京です。愛知が東京の半分の人口でありながら1位にランクインしていることから、高齢者運転への関心の高さが伺えます。大阪や兵庫といった関西圏がランクインしていないことも特徴的です。これは鉄道などの交通網が行き届いていることが影響しているのかもしれません。
高齢者運転の関心の高さを探るために、他の書籍の都道府県別購入率(75歳以上に売れている上位書籍の平均値)との比較を行ったところ、GAPが見られました。1位は広島、2位は愛知、3位は静岡..「運転免許認知機能検査対策」本の購入率が高い都道府県であることが示され、これはマツダ、トヨタ自動車、スズキといった国内主要自動車メーカーのご当地県であることが興味深い結果として現れています。

CANTERA分析画面②(商品詳細>書店特性別分析 CANTERA調べ)

データから見る:健康や学習に対して意識の高い高齢者のライフスタイル

読者は、既婚者が多く、子供は成人して独立しているため、夫婦二人での穏やかな日々を過ごしています。持ち家の一戸建てでの生活は、園芸やガーデニングを楽しむのに最適な環境を提供し、自然と触れ合う時間が心の安らぎを与えています。
健康意識の高さは、ジョギングやウォーキングといった日常の運動習慣にも表れており、体力を維持しながら心身をリフレッシュしています。さらに、彼らは天然素材や国産、オーガニック食品を選び、食生活にもこだわりを持っています。飲酒や喫煙をやめたことも、健康を最優先に考えるライフスタイルの一環と言えるでしょう。「70歳からのスマホ・LINE 世界一わかりやすい安心・安全・便利な使い方Q&A大全」 岡嶋裕史(文響社)との併買率も高く、まだまだ学習に対して意欲的であることも伺えます。
高齢化社会における交通安全の一翼を担う存在として、高齢者の交通事故を未然に防ぐための大きな役割を果たしているこの本は、年齢を重ねてもなお、前向きに日々を過ごす読者にとって欠かせない一冊であることをデータが示しています。

CANTERA分析画面③ (読者層レポート AND ONE調べ)

☆☆☆コラムで活用したデータをいつでもご自身で簡単に抽出できる!☆☆☆
・CANTERAは、国内最大級の全国の書店でのコミック、小説、雑誌等の実績をデイリー更新で閲覧ができます。会員数1.5億人超のVポイントのデータを活用して読者の購買層や併買情報もわかります。感覚ではなく、数字のデータで企画ができるので、エビデンスデータとして説得力が違います。
・AND ONEは、CANTERAより更に深堀りした読者像(ペルソナ)の分析ができます。アニメIP探し等のお困りごとを解決に導きます。

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